トルコ史上最悪のテロ事件





トルコで起きた自爆テロ。未だ背後関係は不明だが、犠牲になられたトル
コの皆さんに心から哀悼の意を表したい。内外の情勢が極めて不穏な中、
信念を貫きデモを行った皆さんの勇気と団結に、涙せずにはいられない。
政治信条の如何に係わらず、テロは絶対に許さない。その決意を新たに、
トルコの皆さんと連帯したいと思う。

安保法案の騒動から成立、シリア難民のヨーロッパ流入問題、ロシア軍に
よるシリア領内の爆撃、米軍による国境なき医師団への空爆と、この間の
情勢を注視してきたが・・・と言うより、本業(?)の創作が遅々として進まず、
更新が滞っているのに、「ブログが先ってありえない」 と自主規制をかけて
いたせいであるが・・・もう黙ってはいられない。

ヨーロッパ・中東の情勢は混沌としているが、どうも、問題は着実に一つの
方向性を示しているように思われる。
つまり、これまで潜在化していた米ソの対立が、シリアを舞台に明らかな代
理戦争の様相を呈しており、それも 「冷たい戦争 cold war」 ではなく、正に
「熱い戦争 hot war」 へと移行しつつある、ということだ。

シリア難民は尋常ならざる数がヨーロッパ諸国に流れ込んでいて、これは
直接的には、ドイツのメルケル政権が 「難民を積極的に受け入れる」 と表
明したことに起因しているのだが、それにしても急激すぎる。何か、難民を
そそのかすような、大規模な作為的意図が働いているのではないか?

ロシアは 「対テロ、対イスラム国の空爆」 としているが、米国は 「反アサド
政府武装勢力への空爆」 として非難している。実際、ロシア軍は何を攻撃
したのだろうか?

そんな中、突然アフガンでタリバン掃討中(忘れていた方もいるのでは?)
の米軍が、国境なき医師団を誤爆するという大事件が発生。これは単なる
誤爆なのか? 意図して行った 「戦争犯罪」 ではないのか?

一方で、米国のオバマ大統領は、シリアの 「政治的移行」 の為にロシアの
プーチン大統領と協力して取り組む、などと表明し、プーチンも国境なき医
師団の空爆については静観の構えを取るなど、表向きは米ソが歩み寄る
そぶりを見せているが、誰がそんな建前を信じるだろうか?
とりあえず、「テロ集団=イスラム国」 として対応することだけは決まった、
その程度のことだろう。

事は既に、「局地的紛争」 というレベルの話ではない。国境も民族も宗教
も越えて、世界的規模で戦争が起こりつつあるのだ。日本も決して無関係
ではない・・・どころか、安保法の成立で 「紛争当事国」 になってしまったの
だ。
故に、いずれは日本人が巻き込まれて、大変な騒動になるだろうが、それ
で安保法が廃止になると思ってはいけない。政府はむしろ、「邦人保護」 を
大義名分にして、自衛隊の逐次投入に踏み切るだろう。政府は恐らく、海
外で邦人が犠牲になるのを、今か今かと待っているに違いない。
これ幸いと海外派兵。そうして過去の戦争は起きたのではないか?また愚
かにも同じ轍を踏もうとしていることに、怒りを覚えずにはいられない。自衛
隊を 「関東軍」 にするような既成事実を、決して許してはならない。

世界での日本のプレゼンスはどこにあるのか?
アメリカに与して戦争をすることではない。憲法9条を盾にして、どこのどの
人々とも平和的に話が出来る、そこにこそ日本の国益があることを忘れて
はならない。
もし、武力介入で日本のプレゼンスが発揮できると考えているのなら、政府
は憲法解釈の変更などという詭弁に逃げず、はっきり改憲の発議をするべ
きである。

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